 |
●日本の経済力は世界一! |
自動車、工作機械、土木機械、鉄道、航空機、船舶、電気通
信 機器、日用品など、あらゆる工業生産品は品質、機能性ともに、 ことごとく世界のトップレベルにあります。この工業生産力の
驚異的な成長が、今日の日本の原動力でもあり、中小企業はこ の成長の担い手なのです。
これらの優秀な加工技術は「工業用模型製造業」に携わってい る人びとの特殊な技術が、基礎をかたちづくっているのです。 |
|
●形を創るには「型」が必要 |
鉄やプラスチック、ゴム、ガラス等、形を創るためには、必ず「型」が必要とな
ります。一般的には、すぐ金型が連想されますが、その前工程の木型、いいかえ
れば、模型・モデルづくりが非常に重要であることは、余り知られておりません。
工業用模型製造業は、図面から三次元形状を創りだす、特殊なそして高等な技術
を駆使してさまざまな製品を製作しています。 |
|
●木型の歩みは時代の歩み・・・ |
これらの製作方法は、熟練した技能者がその感性と意匠性をフルに発揮する手加工、
そして木工機械による加工、また、近来は、NC加工が積極的にとり入れられるよ
うになり、更にCAD/CAMシステムの導入が進むなど急速にハイテクへの道を
歩んでいます。日本の型技術は、こうした熟練技術とハイテクが見事にマッチして、
結実し、飛躍していっているといっても過言ではありません。 |
|
 |
■1.鋳造模型 |
用途: 鋳造品を作るために使われる鋳型
種類: 木型、発泡型、樹脂型、金型
素材: 木材、発泡スチロール(ウレタン)、エポキシ樹脂、アルミ合金等 |
|
■2.金型加工用モデル(倣いモデル) |
用途: 金型製作のための倣いモデル
種類: プラスチック型、プレス型、 鋳造型、鍛造型、ダイカスト型、ゴム型、ガラス型
素材: 木材、樹脂 |
|
■3.デザインモデル |
用途: デザイナーが企画した製品の形状創出
種類: 鋳造品(鋳物工芸品を含む) 、 プラスチック成形品、金属成形品、
ガラス成形品、発泡成形品、紙類成形品
素材: 木材、樹脂、ワックス、石膏 、シリコンゴム |
|
■4.試作品モデル |
用途: 商品形状の確認、機能テストを経
、金型製作用製品図の基礎となる
素材: 木材、アクリル、ABC樹脂 |
|
 |
●設立経緯 |
昭和39年8月22日
日本木型工業会として結成、現在に至る。 |
|
●事業概要 |
木型を中心とする工業用模型製造業の技術・経済・位
置付け等、産業の発展に寄付し、総合的発展を目標として事業を行う。
最近の主な事業は
・国際化対応のための実態調査・資料作成
・木型国際会議の日本開催実施、並びに国際会議への参画
・特別セミナー並びに経営・技術研究会の開催
・素形材実践講座への協力
・定期刊行物の発刊
・会員の全国大会開催
・技能五輪・技術検定に係わる関連団体との協力事業
・業界動向に関する諸調査資料の纏め |
|
●認定制度 |
技能検定実施に係わる機関部門(木型製作部門) |
|
●関連団体 |
鋳団連、中央職業能力開発協会、素形材センター、日本鋳造技術協会、型技術協会、鋳造工学会 |
|
●当該業界の属する標準産業分類 |
産業分類 3495 工業用模型製造業
主として材料のいかんを問わず、工業用の模型を製造する事務所をいう。
○:鋳造用木型製造業
○:金型加工用(倣いモデル)製造業
○:デザインモデル製造業
○:試作品モデル製造業
○:木型製造業
×:模型製造業(紙製を除く)[3494]
×:靴型製造業[1692] |